今更聞けない? 安全靴の必要性と用途別

投稿日: カテゴリー 安全靴

新年あけましておめでとうございます。
ご挨拶が遅くなり、申し訳ございませんでした。何卒、本年もよろしくお願いいたします。

さて、新年1発目の投稿なのですが……実は、弊社へ来られるお客様で意外としらない方も多い「安全靴」についてです。

安全靴とは、その名の通り仕事の安全性を向上させるための靴です。
ですが、ただ頑丈なだけだと思っている人も多いのが現状です。実は用途に応じて規格が違っていたり、機能性も異なっているのはご存じでしょうか?

今回はそんな安全靴に関して、少しではございますが皆様のご参考になれるような内容になれれば幸いです。

そもそも安全靴とはいったいどのような品を指すのかをご存じですか? 正式な規格としてはJIS(日本産業規格)の定義としては「主として着用者のつま先を先芯によって防護し、滑り止めを備える靴」とあります。

工業・建築関係や重機を使う仕事の場合は、着用が義務付けられているのが殆どです。
安全靴は基本性能・作業区分・材料区分・付加性能といった規定が細かく決められており、JISに合格した品だけが【安全靴】として売られ、そう呼ぶことができるのです。

なので、ご自身でサンダルを改造しこれで安全や――! だから、これは安全靴だから現場にはいていこう!! と、いうのはできないということです。

 

以下の厳しい基準をクリアできた靴こそが認められた安全靴ですので、ひとつづつチェックしていきましょう!

安全靴の基本性能に関しては、耐衝撃性能・耐圧迫性能・表底のはく離抵抗の3つがあげられます。

耐衝撃性能はつま先を守る性能です。この測定方法は重さ約20kgの銅製ストライカを定められた高さから落とし、いくら衝撃に耐えられているのかを測定します。

いや、普通に考えると重さ20kgクラスの物体がつま先に落ちてきたら大変なことになってしまいますよね?

そういった事故が起きても、被害を最小限に抑えられるように厳しい基準が設けられております。
同じくつま先を守る性能として耐圧迫性能があります。どう違うのか? 衝撃は落ちて来た物体に対してですが、耐圧迫は例えば、車がつま先にズンっと乗った感じととらえて間違いありません

つま先に重量物が乗っても基準値を満たしているのかをチェックされます。

表底のはく離抵抗は、あまり聞き覚えがないかもしれません……簡単にご説明するならば靴底と上の部分がどれだけ頑丈に接着されているのかを確かめることがあります。

底がはがれて、釘などを踏んでしまい大けがの原因にもなりえるので、こういった細かいチェックが必要になってきます。

更に付け足すなら、安全靴には作業区分と呼ばれる「目安」が設定されております。
商品に記号で記されているのが殆どなので、もしお手元に安全靴があるなら確かめてみてください。

重量作業用はUで表され、普通作業用でもSと表現されているので、覚えておいてください。
もちろん、他にも細かく区分されているので調べておくとよいでしょう。

また、材料にも規定がしっかりと設けられており、クラスⅠやクラスⅡと分けられております。
クラスⅠは革製の甲被と、その他の材料による表底でできており、甲被とは甲の部分を覆うアッパー部分です。クラスⅡは、総ゴム(加硫式)または総高分子材料(一体成形式)でできている靴です。

今自分がはいているものが本当にあっているのかを知れるチャンスだと思うので、一度しっかりチェックをしてみてください。

一昔前は、安全靴はあくまで仕事場で使われるものとしてデザイン性は二の次になっておりましたが

 

皆さんもご覧になられているように、今の安全靴はここまでおしゃれになってきております。

これなら、普段使いもできるかもしれませんね?

 

各メーカーがこぞってデザイン性も優れており、尚且つ「安全靴」としての機能も併せ持つ商品が多くでてきております。

まだ寒さが色濃く残る時期ですが、そろそろ春に向けて足元から安全とオシャレを固めていっても良いのかもしれません

 

記事執筆 株式会社assist 運営通販サイト 鳶選

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